- Home
- 管理部門・営業の転職ノウハウ
- 会社における総務の目的とは何か?
会社における総務の目的とは何か?
- 2017/9/30
- 管理部門・営業の転職ノウハウ

総務は間接部門と呼ばれ会社の利益に直接的に関与しておらず、雑務も多いことから会社の何でも屋、雑用係、縁の下の力持ちというような呼ばれ方をすることも多くあります。
しかし、会社の業務が円滑に行われるためには無くてはならない部署であることに間違いはありません。会社における総務の目的とするところはどのようなことなのでしょうか。
目的と目標の違い
総務の目的を考える前に目的と目標の違いについて触れておきます。
目的と目標は似たようなイメージがありますが、実は異なるものです。目的とは最終的に実現したい、成し遂げたいと思って目指す事柄、理念などのことをいいます。一方で目標とは目的を達成するために設定した目印ともいうべきものであって、さしあたって目の前にある達成すべき事柄ともいえるものです。
したがって目標とは目的のために存在するものであって、より具体的に目的を達成するための手段として掲げることができなければならないものとなります。
それらを達成していくことで目的達成に近づいていくということになります。目的は抽象的なものであっても、目標は具体的なものでなければいけません。
例えば「偉い人間」になることを目的としたならば、まずは優秀な成績を修めることを目標として「学校で一番の成績を取る」といったことを設定するということです。
総務の目的とは
このように目的と目標の違いを認識した上で総務の目的を考えてみたいと思います。
総務は会社という組織のひとつの部署になります。したがって総務の目的は、経理や企画などといった間接部門はもとより、営業、製造などといった直接部門とも同じになります。
それは会社という組織における目的を達成することです。そのために各部署は目標を立てて仕事に取り組んでいるのです。それでは会社の目的とは何になるのでしょうか。実は会社の目的はそれぞれの会社によって異なるものです。その会社が存在するための理念というべきものがそれぞれの会社にはあり、それを実現するために各部署があって社員が存在しています。
よく勘違いされるのですが、利益を獲得することは実は会社の目的ではありません。利益は副産物といっても良く、会社が存続するためには必要ではあるのですが、目的ではないのです。
総務に必要な大局観
会社の理念や目的は定款などに記載がされていますが、定款に目を通したことがある人はどれだけいるでしょうか。もしくは読んだことがあっても覚えている方はどれだけいるでしょうか。
総務は様々な部署をつなぐ役割を果たします。また、株式総会の準備、進行など会社の代表としての仕事もあります。
総務の目的は会社の目的だという気持ちで大局観を持って仕事に取り組む姿勢が総務には最も求められると言えるでしょう。