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実際it業界の年収ってどのくらい?気になる実態検証
- 2016/12/12
- IT業界の転職ノウハウ

職種や業種によって働き方や勤務時間帯は様々ですが、中でも自分が従事している以外の就労条件は気になるところ。他の仕事に就いていたらもっと条件が良かったのかも・・・と考えることもあるでしょう。
中でも気になるのは実際にどのくらいの給料をもらっているかではないでしょうか。違う職種や業態の就労条件を聞くと、自分と比較してよく見えてしまうものです。
流行に乗った形で起業している人も多いit業界。その中で働く人たちの年収はどのくらいなのでしょう。
○ハードウェア系it業界は高収入?
ここでは、tech総研が行った2万人アンケートの結果を元にして、他業種との年収比較を紹介します。
この調査では働き世代に突入した30代前半の人の業種別年収統計を行っていますが、it業界で多い「ソフトウェアネットワーク系」や「ハードウェア系」での年収ボリュームゾーンは400~500万円代で25パーセント程度の割合となっています。
この二つの職種は共に同じような年収分布となっているのが特徴的ですが、ハードウェア系のほうに若干年収が高めの労働者が多いという結果が出ています。ハードウェア系の仕事としては、システム・回路設計、制御設計、セールスエンジニアなどがあり、ソフトウェアネットワーク系では、研究・特許・テクニカルマーケティング、システム開発、ネットワークの設計などが含まれています。
○itソフト系・ハード系の中でも年収が高いのは
一言でit職種と言っても、前述したように多岐にわたります。管理運用を担当する人もいれば、開発従事者、設計、エンジニアに至るまで、その内容も大きく異なります。
ただ、ハードウェア系の仕事をこなすために、一応にソフトウェアのスキルを修得、経験している人もいるようです。キャリアパスとして更に上を目指した結果、エンジニアの技術を持ちながらコンサル的な業務もこなす人が、高い年収を手にしているという構図が見られます。
○段階的にランクアップを目指して年収もアップ
保守管理運用に携わるソフトウェア系のエンジニアは、他のソフト・ハード系職種と比べて年収水準は低い傾向にあります。It業界に飛び込んだものの、労働時間が長く、また密度が濃い仕事を延々とこなしていく事に疲れて戦線離脱してしまう20代の間は、営業や販売などの他業種とさほど年収差はありません。しかし、苦労して身に付けた技術系スキルが年収と直結してくるのは、30代前後あたりから。他業種では年収幅が大きくなく、500万円当たりから伸び悩みます。
しかし、it技術系のなかでもwebオープン系従事者は、年代別で段階を追って一様にアップするという結果となっています。40代で700万円程の年収を得る人が15パーセントという統計も出ています。
IT業界では、スキルがおおよそ年収に跳ね返り、更にスキルアップを続けていく事で、勤続に応じた収入を得ることができると言えそうです。