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ネットワークエンジニアの仕事が減少?需要はあるのか
- 2016/12/10
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数年前から、ネットワークエンジニアの仕事は、次第に右肩を落とすように急減していくと言われてきました。確かに、生活や企業管理体制(オンモードとオフモード)という場面を見れば、一定のネットワークがすでに構築されたような感も否めません。
しかし、時代が進めば新しい問題やニーズも生まれてきます。ネットワークエンジニア需要は、ズバリ今後しばらく増加を続けることでしょう。
○増加の理由 スマホの登場
数年前までは、携帯電話で文字が送れるメール機能が付いている程度で充分に満たされていました。しかし、近年は急劇にスマートフォンの拡充が進み、すでに携帯電話のスマホ保有率は半数を超えました。中には通信端末として別にスマホをもち、これまでの利用シーンと同様に残しておきたい、と考えている人や企業があれば、全ての情報を見やすく管理するのも、新たに開発するのもエンジニアの仕事です。
今はまさに、エンジニア系の仕事を求めて絶えず募集がしかけられています。これまで、入社間もなくポジションを得るにはなかなか縁も感じられないまま過ごしてきたでしょう。
これからはスマートフォンの普及がさらに強まり、スマホ向けのサービス幅やニーズが更に広がっていくでしょう。ネットワークコンテンツの通信にともなって、コアネットワーク部分の強化も必要になります。
○構築担当ネットワークエンジニアのフェーズが単純に
これまでのインフラ構築重要度としては、年々下降していると言えるでしょう。構築の担当フェーズが単純化・自動化されているため、工数も簡略化が進むことから、構築担当のコストは下がりつつあります。
これまでネットワークエンジニアをしてきた人は、これまでと同じ工程を繰り返すことを考えれば「仕事が減っている」と感じているのではないでしょうか。しかし、知識と経験を生かした運用分野や、企業にあった提案や設計を行う分野のネットワークエンジニアはこれまで以上に求められています。
リーダーシップを取れる人材、またコミュニケーションを図りつつ運用設計を実現することができる人材が今不足しているのです。
近年では、継続して全てのネットワークを一企業に一任するのではなく、プロジェクトごとに依頼をするスタイルが増えつつあります。また、スマートフォンアプリの開発需要案件は増え続けており、フリーのエンジニアネットワーカーから大企業まで、広くその案件を扱っています。
かつてのネットワークエンジニアから、対人や対ユーザーに向けた提案と発想を設計できるエンジニアへと、需要はシフトしています。この流れに乗ることがネットワークエンジニアとしての働き方を維持していく要と言えるでしょう。