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宅建の資格は何に使えるのか
- 2017/9/26
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宅建は人気資格のひとつであり毎年20万人以上の申し込みがあり、20万人前後が受験をして3万人前後が合格をする試験です。これだけ多くの方が受験をする試験ですが、宅建の資格を取得すると何に使えるのでしょうか。
様々な属性の受験者
これだけの多くの方が宅建の試験を受ける訳ですから、不動産宅建業だけでなく色々なことに使える資格だということは間違いないでしょう。
平成28年の宅建試験の合格者の属性を見てみます。合格率は15.4%で男性は14.7%、女性は17.0%となっています。合格者の平均年齢は35.3歳で、男性35.7歳、女性34.3歳となっています。男女で大きな違いは見られず、合格率は女性のほうが高いという結果が出ています。年齢層も幅広く社会人になって必要に迫られて取得をしようと勉強を始めた方も多いようです。
それだけ宅建の資格に魅力と使える資格であるということが無ければ、宅建の試験が簡単には合格できない試験であることを考えると、これだけの幅広い層の方が受験することは無いでしょう。そして何よりも目を引くのは合格者の職業です。最も多いのは不動産業で33.6%になりますが、これ以外に金融関係9.0%、建設関係10.0%、他業種23.3%、学生11.1%、主婦4.4%、その他8.6%という構成になっています。
不動産業が最も多いのは資格の特性を考えれば当然だと言えますが、金融関係、建設関係の方がそれぞれ10%程度を占めるということは、それだけその業界では使える資格であるということを表していると考えられます。
宅建業だけでない宅建の使える場面
上記のように様々な職種の方が受験し、合格されているのをみると宅建業以外でも使える資格であることが見えてきます。金融機関では不動産を担保として融資をすることが多く、不動産の価値を把握するために不動産の知識を有している者として宅建の資格が重宝されます。
建設業では営業などに際して行政法規が建物の建設に与える影響を理解していることで話がスムーズに進むことが多いため、また、建売などの際には宅建業の実務にも対応できることから使える資格として優遇されています。
仕事以外でも使える
宅建の資格は直接的な仕事に関連しなくとも使える資格として取得される方もいらっしゃいます。例えば宅建は民法と建築基準法、都市計画法を勉強するため他の資格でも重なる分野が多くあります。
宅建を取った後に不動産鑑定士、マンション管理士などの資格を取得してステップアップやダブルライセンスとして使える資格として取得するのです。
このように幅広い使える資格として認知されているために毎年多くの受験者が受験をしている資格なのです。